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みなさま、新年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い致します。 さて・・・この年末年始休日は、 暦の関係で9連休でした♪ 例年なら、模型工作に明け暮れるところながら、 今回はそこまでの気力がなく・・・ 結局、古い製品のレストアをすることに。 しかも全て、ドイツ形SLですw まずはこれ、01形。 ドイツの大型機関車として有名です。 ドイツ形蒸機に疎い私でも、 この形式は知っています。 この製品は西ドイツ(当時)TRIX製、 おそらくら'70年代前半のものです。 TMSの'73年1月号に輸入元学研の広告があり、 まさにこの製品が載っているのです。 当時小学生だった私も、 製品の存在は知っていました。 手に入れたのは数年前で、 中古模型屋にジャンクとして安売りされていたもの。 元箱ナシ、一部塗装剥がれあり、 走り渋い・・・という状態でした。 購入後に徹底清掃したところ、 快調な走りを取り戻したものの・・・ その後放置していたら、 またも調子が落ちていたのです。 というわけでもう一度清掃、調整しました。 まず、ボディ上面ドームにあるネジを外すと、 ダイカスト製のボディが外せます。 テンダーは、テンダー台車間のネジを外せば、 同様にテンダー本体が外れます。 さらにテンダー台車固定ネジを外すと、 内部のダイカストも取り外せるのです。 テンダーの構造は意外と複雑。 エンジン側の台車は進行方向右側 (日本で言うところの非公式側)、 後端側の台車は進行方向左側 (日本で言うところの公式側)を集電していて、 右側はリード線、左側は台枠とドローバーで、 エンジンに結線しているのです。 話はそれますが、 エンジン側の集電はどうなっているかというと、 進行方向右側(日本で言うところの非公式側)は、 集電用の燐青銅板が第一・第三動輪裏に接触しています。 この写真で・・・銅色に見える部分がそうです。 進行方向左側(日本で言うところの公式側)は、 先台車と従台車が台枠に接して、集電しています。 なかなか良く考えられた構成ですね。 閑話休題。 この段階で、各部の接点を耐水ペーパーで磨き、 LOCOを塗布しておきました。 先台車、従台車、テンダー台車は集電に重要ですし、 ライトの接点も抜かりなく。 しかし・・・大変なのは、これからです。 動輪回りの清掃です。 動輪部分にあるネジを外すと・・・ このようにカバーが外れて、 先台車、従台車も取り外せます。 以前分解した時に既にわかっているのは、 金属ロッドが完全に組み付けられており、 「ピンを抜く」などということは不可能ということ。 ロッドが付いた状態で動輪を抜き、 台枠、車輪、ギアなどを掃除すると・・・ はい、ロッドとギアの位相合わせに苦労するのです。 でも、この作業は必須。 ギアには糸くずが絡まっているし、 動輪は取り外さないと磨けませんから。。。 でもなんとか、 数十分もかかったもののw 清掃後に動輪を組み付けることができました。 今ではもう、 低電圧から滑らかに動きます♪ そりゃぁ、最新の模型ではないので、 ダイカストの重量で大電力を消費し、 ゴ-っというような重い音を発します。 でも40年も前の模型ですし、 今では後継の模型が4万円近くもする01形・・・ わずが数千円だった満足感は、計り知れません。 さて・・・続いてはこれ。 形式はよく知りませんが、80形とでも言うのかな? 西ドイツ(当時)FLEISCHMANN製です。 '80年代初頭、大学生の頃、 無理して新品を買いました。 当時は安売り店や中古などないので、もちろん定価です。 ・・・1万数千円もしました。 そしてこれ、数年前に突如動かなくなってしまい・・・ 構造もわからないので、放置していたのです。 それを今回は修理しようというのです! 小心者の私は、ちょっとドキドキしましたw さて・・・ボディを外すのは簡単。 裏返し、3つあるネジのうち、 真ん中のもの(ナベネジ)を外すと、 ボディと下回りが分かれます。 これらの写真は修理後なのですが・・・ 実は、下写真の左側、 モーター接点からウォーム横端子の間には、 細いコイルが付いていました。 (直列に挿入) 先の01にも、他の機関車にも、 西ドイツ製にはコイルが用いられています。 コイルは直流的には抵抗がゼロですが、 並列に入れたコンデンサと組み合わせれば、 いわゆるLCフィルタとなり、 交流(雑音)をカットすることができます。 日本製Nゲージでコイルを用いた製品は見たことがなく、 さすがは西ドイツ!と感心しますね♪ しかし・・・このコイルが、 宙に浮くような形で固定されていて、 長年の使用で、断線してしまっていたのです。 そこでコイルは撤去して、 Φ0.3mm真鍮線で短絡! ハンダ付けしてしまいました。 別角度で見るとこんな感じ。 コイルが付いた状態の写真がないので、 何が変わったのかわからないでしょうがw でも、これだけでは復活しませんでした。 この製品は、01形のように動輪を外すことはできず、 モーターを外してロッドを浮かして、 ギア、車輪、接点をLOCOで清掃したのですが・・・ 尚、余談ですが、 当時の西ドイツ製Nゲージ製品は、 オイルレス樹脂など用いていないので、 オイルを差すことが推奨されています。 ケースにドイツ語で書かれていますが・・・ 「モーター軸にも注油せよ」とのイラストがw でも・・・それでも動きませんでした。 さんざん試行錯誤した結果わかったのは・・・ 「集電シュー」でした。 動輪のフランジのエッジに、 薄い板バネが接しているのがわかりますか? これが実に繊細で・・・ 長年の使用で変形し、 ちゃんと接触しなくなっていたようです。 しかもすぐ近くにモーターがあり、 変形したシューがモーターに接触する、 そのような事態を招いていたのです! そこで・・・シューの形を直すとともに、 モーターの下辺に0.13mmのSheetStyreneを貼り、 絶縁してみました。 かすかに見える白いものが、SheetStyreneです。 これで完璧! ・・・と思いきや、 なぜか前には進むけど、後退できず。 何度か組み直してシューを調整したら、 ようやく、どちら側にも動くようになりました♪ 数年ぶりとは思えないほど、快調です。 いやー・・・たった2輌」ですが、 苦労した甲斐があるというものです。 当時の西ドイツのクラフトマンシップを垣間見る、 と言えば大袈裟かもしれませんが、 現代の国産Nゲージとは比べものにならないほど、 まさに精密機械といった感じも堪能できました。 最後に・・・車輪清掃だけで快調に走った2輌、 KATOの逆輸入製品86形、 そしてTRIXの形式不詳のおもしろい形のSL (これも大学生当時、1万数千円で買った!を加え、 我が家のドイツ型SLオールキャストです♪ たまには、ドイツ型もいいものですよ♪
by lm328i
| 2013-01-05 22:53
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